紳士靴入門

革靴の常識に疎いまま社会人になった貴方へ


イギリスの革靴ブランド



重厚な印象を持つ靴作りを得意とし、歴史の長い工場が多く、伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法が最も多いのが特徴です。スタンダードなオックスフォードなスタイルが好まれ、クオリティコントロールもしっかりしており、イタリアに比べると派手さはないですが玄人好みといえます。

 

【イギリスの主要ブランド】

エドワードグリーン

ブランド名の通りエドワード・グリーン氏が多くのシューズブランドが本拠地を置くノーサンプトンにて創業。最高級と言われる英国紳士靴の世界でもとりわけ優れたのシューズと謳われ、「伝説の靴」とも称されています。しかし、デザインだけを取り上げると、他ブランドと比較しても目立った違いはありません。それは、英国紳士靴、ドレスシューズという枠組みの中で洗練されているという点でデザイン性が高いとされているからです。革やラスト(木型)、素材選びから製法に至るまで、一切の手を抜かないとされる創業者の意思が今なお引き継がれ、人々を魅了し続けています。代表的なモデルは「ドーヴァー」「チェルシー」「バークレー」などがあります。
エドワードグリーン チェルシー 202E 157680
出典:エドワードグリーン チェルシー 202E \157,680

エドワードグリーン バークレー 202 - コピー
出典:エドワードグリーン バークレー 202

ジョン ロブ

世界最高峰のシューメーカーとして不動の地位を確立している同社は1858年当時、ジョンロブ氏はゴールドラッシュで沸くオーストラリアで成功を収めた後、ロンドンで創業しました。1863年には英国王室御用達の地位を確立しました。また、ジョンロブはフランスパリにも支店を出しますが、その後経営難にあいます。それを救ったのは、世界的に有名なファッションブランド、エルメス(HERMES)でした。その後、「ジョンロブ ロンドン」はビスポーク。「ジョンロブ パリ」はレディメイド(既成品)とすみ分けがなされています。従って、今日の私たちが目にしているジョンロブのレディメイド(既製品)は、イギリスブランドにも関わらずパリ支店で作られたものがその大半を占めています。代表作は「シティ」「ウィリアム」「フィリップ」でしょうか。

ジョンロブ ウィリアム 240000
出典:ジョンロブ ウィリアム \240,000

クロケット&ジョーンズ

日本でも多くのビジネスマンが利用し、世界中で愛用者多いブランドです。適所にマシンメイドを用いた靴作りを行う近代的ファクトリーを有する同社。これまで様々なブランドからOEM生産を請け負っており、世界を影で支えてきた黒子的存在です。そのため靴作りにおけるノウハウは抜群と言われています。また、世界で最も多くの木型を有するメーカーとしてもしられています。ドレッシーなものからカジュアルなモデルまで、クロケット&ジョーンズのバリエーションは非常に豊富です。
クロケットジョーンズ オードリー 96120
出典:クロケットジョーンズ オードリー \96,120

トリッカーズ

チャールズ皇太子愛用の靴を制作することで知られる同社は1829年の創業以来、その経営を創立者ジョセフ・トリッカーズ氏の子孫が受け継ぐファミリービジネスを続けているブランドです。貴族が休日に興するハンティングで野山を歩くためのカントリーシューズに定評がある一方、近年はドレスラインの心地よい履き心地も高評価です。代表的なモデルはカントリーシューズの「M2508」シリーズです。
トリッカーズ M2508 69120
出典:トリッカーズ M2508 \69,120

チャーチ

1873年、トーマス・チャーチ氏がその息子や妻、兄弟とノーサンプトンで創業。数々の名作を世に送り出し、英国靴を世界に広めてきた名門です。1993年にはプラダグループの傘下に入り、伝統的なブランドイメージから、よりファッショナブルなモード色の強いイメージへ移行していきました。しかし、モード色を好む人々からは受け入れられたようですが、古くからチャーチを愛していたファンにとっては、受けれ難かったようです。こうした理由から、買収される前のモデルを「オールド・チャーチ」と呼び、現在のモデルと区別して取引きすることもあります。また、1964年チャーチはチーニーを買収し、2009年にチーニーを独立させており、チーニーは弟的ブランドとなっています。
チャーチ チェットウィンド 173 101520
出典:チャーチ チェットウィンド 173 \101,520

チャーチ コンサル 173 97200
出典:チャーチ コンサル 173 \97,200

チーニー

創業125周年を迎えた老舗にして、別注生産などにも柔軟に対応する現代的な靴作りを行っています。OEMでも確かな実績があり、そうした経験から伝統的な製法と今日的デザインを匠に融合する技術力を確立しています。1964年にはチャーチに買収され、その後プラダ傘下となっていましたが、2009年には独立しています。

ガジアーノ&ガーリング

ガジアーノ&ガーリングは2006年に登場した若いブランドで、ガジアーノ氏とガーリング氏により創設されました。歴史深い英国靴の世界において、ガジアーノ&ガーリングは新進気鋭のブランドとして期待されています。マシンメイドの概念を覆す流麗なシルエットと、細部にこだわった高品位な仕上げに、確かな技術とセンスが息づいています。ウエストにくびれをもたらすフィドルバックや、ピッチドヒールといったビスポークのエッセンスが随所に光っています。

グレンソン

アルフレッド・サージェント

ジョージ・クレバリー